58年間、紡いできたもの
1968年に創刊された組合誌「Display Tokyo」は、本年で58年目を迎えました。
歴代の広報委員の皆様が、半世紀以上にわたって、ディスプレイ業界の動向、組合員企業の取り組み、現場の声を、丁寧に紙面に編み続けてきてくださいました。
改めて読み返してみると、そのひとつひとつが業界の歩みそのものであり、間違いなく、私たちの大切な財産です。
しかし、ずっと、こう感じておりました。
「これだけ素晴らしいコンテンツを、組合員の中だけで完結させてしまうのは、あまりにももったいない」
「会報誌」から「広報誌」へ
「ディスプレイ業界の認知度をどう高めていくか」
これは、歴代の理事長、そして組合に関わってこられた多くの先輩方が、長年取り組んでこられたテーマです。
私たちは、企業が潜在的に持つ「知」を可視化し、空間を演出し、人々に感動の体験を届けている業界です。
にもかかわらず、その仕事の中身や面白さは、業界の外にはまだまだ十分には伝わっていない。
学生さんも、就職活動の場面で、私たちの業界を選択肢に入れる機会が少ない。
私は、理事長に就任した際、この長年のテーマを、自分の代で一段引き上げていきたいという思いから、「業界認知度の爆裂向上」という大テーマを掲げました。
そしてその実現のためには、長年「組合員の絆」として大切に育てられてきた「Display Tokyo」を、組合の中だけで読まれる「会報誌」から、業界の魅力を外に向けて発信する「広報誌」へと、進化させていくべきではないか、という考えに至りました。
「TOKYO DISPLAY WEB」。
これは、半世紀以上にわたって紡がれてきた「Display Tokyo」の伝統を引き継ぎながら、業界の魅力を社会に届けるための、新しい器であります。
このメディアを、皆様と育てていきたい
「TOKYO DISPLAY WEB」は、まだ生まれたばかりです。
これから、業界の最前線で活躍する方々のインタビュー、組合員企業の挑戦、現場のリアル、業界の歴史、若手の声。
さまざまなコンテンツを、皆様と一緒に育てていきたいと思っております。
そして願わくば、このメディアを通じて、
学生が、「ディスプレイ業界って、面白そうだな」と思ってくれること。
他業界の方々が、「こんなプロフェッショナルがいたんだ」と気づいてくれること。
そして、業界の中の私たち自身が、「自分たちの仕事って、やっぱり面白いな」と、改めて誇りを持てること。
そんな好循環を、生み出していければと思っております。
ぜひ、これからの「TOKYO DISPLAY WEB」に、ご期待ください。
そして、組合員の皆様には、変わらぬご支援、ご協力を、心よりお願い申し上げます。
2026年5月20日
東京ディスプレイ協同組合
理事長 永門大輔